こんにちは!元教員ブロガーのタカテックです。
僕は昔教員をやっていて現在は転職しているのですが、僕の知り合いの教員に話を聞いたり、SNSなどを見ていると、世の中の先生方の中で退職を検討している方はとても多いのだと感じます。
教員は確かに魅力ある仕事だとも思う一方、正直ブラックな部分があるのは周知の通りかと思います。
僕は悩むのであれば一度退職してみた方が良いと思っているのですが、退職を検討している方の悩みの1つに「どのタイミングで辞めるのが良いのだろう…」という思いがあると聞いたので、今日は教員を退職するベストなタイミングについて書きたいと思います。
心身も健康で、特に転職を急ぐ理由が無く、周囲の方のことを考えると3月末でいいでしょう。
でも僕の意見としては【辞めたいと思った時に辞めればいい】です。ただそう言うと、
という声もあると思うので説明させてください。
辞めたいと思った時に辞めるべき理由
それでは早速その理由について詳しく説明していきたいと思います。
あなたがいなくなっても学校は回る
まず1つ目の理由はこちらです。
少しひどい言い方になってしまうのですが、あなたがいなくなっても学校という組織はきちんと回ります。
実際に僕が学校に勤めている時「自分にしかできない仕事をしよう!」という気持ちで仕事に取り組んでいました。
もちろん誰がやったとしてもある程度できるという仕組みも大事だとは思いますが、自分の色を出したいという気持ちもあったからです。
自分がやってきた校務分掌や部活動では「急に辞めるとなると後に担当する先生に迷惑かけるかも」と思ったりもしていたのですが、実際に自分が辞めた後に状況を聞いてみたら、問題無く運営できているとのことでした。
正直言うとちょっと悲しい気持ちもあったのですが、自分がいなくなっても何かが滞ったりすることは無いんだなーと思いました。
とはいっても、後任の先生に多少なりとも迷惑をかけたことは重々承知なんですけどね。
当然必要な引き継ぎは行っておきましょう!引き継ぎを全く行わないで仕事内容がブラックボックス化してしまうと後任の先生は本当に困ることになるので…
生徒はどう思うか
では、年度途中で辞めることに対して生徒はどう思うか、という部分を考えてみます。
教員としては一番気考える部分ですよね…。
年度途中で辞めた場合、授業にしても部活動などにしても今までのやり方から変わる訳なので戸惑いは正直言ってあると思います。
ただ、自分が教えていた今までのやり方が合う生徒もいれば合わなかった生徒もいる訳で、、、ここは何とも言えないところですね。
いずれにしても新しい先生が来て新しいやり方になったとしても次第に生徒は慣れていくので問題ないと僕は思っています。
僕の場合、辞めるということを伝えた時(事前にじゃないですよ)数人の生徒から「辞めないでほしい」と言われた時は胸も痛んだし、本当に申し訳ない気持ちもあったのですが、自分1人だけで生徒を教えている訳じゃないからですね。
心身の健康が一番大切
これは僕の知り合いの先生の話なのですが、その先生は心身ともに疲れていて体調も悪くなってきたことから退職を検討していました。
もっと早い段階で退職や休職しても良かったと思うのですが、周りの先生に迷惑はかけられないからということで、ちょっと無理をしても年度末まで勤めると言っていたそうなのですね。
で、その先生なんですが、年度末になる前に倒れられてしまったのですね…命は大丈夫だったのですが、その後普通の生活に戻るまでに時間がかかってしまったんです…
もし、これを読んでいる方が、心身に不調をきたしている状態だとするならタイミングなど気にせずすぐにでも退職を検討された方が良いかと思います。
一番大切なのは健康ですからね。
新しく始めたいことが決まっているなら少しでも早いほうが良い
もし次にやりたいことが決まっているという状態だったとするなら、僕は1日でも早く行動を始めたほうが良いと思います。
というのも僕自身、新しい業界に転職したのですが周りは当然知識・スキルがある人たちが多いわけで、自分のスキル不足を感じることも多々あります。
【新しいことを始めるのに遅いということはない】という言葉の通り、決して新しいことを始めるのに上限があるわけでは無いとは僕も思うのですが、それでも何かを始めたいと思ったら、少しでも早くスタートするに越したことは無いのではないでしょうか。
教員を退職する際にやらないほうが良いこと
実際に僕が教員を退職してみてこれはやらないほうが良いと思うことが1つあります。
周囲の教員の意見は気にしない方が良い
教員を退職しようとした時にまず控えたほうが良いのは「周囲の教員に相談する」ということです。
もちろん信頼を置ける同僚の先生方などに相談するのが絶対NGという訳では無いのですが、教員を「辞めようと思う」と相談した時にかなりの高確率で「辞めないほうが良い!」「辞めるのはもったいない!」「辞めると本当に困る」などと引き止められるのでは無いでしょうか。
引き止める側の考えとしては概ね下記のような感じでしょうか。
- 人手が足りないので純粋に困る
- 教員以外を経験したことが無いので、他の仕事が分からない
- 新しい世界に飛び込んで行く人が羨ましくもある
- 本当にあなたの心配をしている
ちょっと詳しく書いていきますね。
人手が足りないので純粋に困る
今は教員から離れる人も多いし、そもそも教員を志す人の人数も減ってきています。
学校によっては職員の人数が足りない場合もありますよね。だから引き止めるというパターン。
教員以外を経験したことが無いので、他の仕事が分からない
教員は教員以外の仕事を経験している割合はそんなに多く無いと思います。他の仕事をあまり知らないので、教員は安定しているし他の仕事は待遇が良くない、というような思いから引き止めるというパターン。
新しい世界に飛び込んで行く人が羨ましくもある
自分も教員の待遇に不満があったり、本当は違う仕事をしてみたいと思いながらも一歩踏み出せず、新しいことに挑戦する人が羨ましく感じるから辞めずに留まってほしく引き止めるパターン。
本当にあなたの心配をしている
純粋に教員から転職することで今より苦労するんじゃないかと心配してくれるというパターンがこれです。
…と理由は様々ですがいずれにしても教員に相談すると高確率で引き止められる可能性があります。
相談が絶対ダメという訳じゃないですが、自分の思いはぶれないようしっかり持つようにしましょう。反対に、もし仮に相談することで退職の思いが揺らぐくらいの気持ちだったら、退職しない方がいいのかもしれません。
結局一番良い辞め時はいつ
なんか今回はグダグダ書いてしまったのですが、あなたが今の職場にあまり不満がなく、特に退職を急ぐ理由が無いのであれば年度末に退職というのが一番スマートでしょう。
※でもどうせ辞めるからといって適当に生徒に接するのはNGですよ!
しかし、心身に不調をきたしていたり、すぐにでも新しいステージに飛び込んでみたいという思いがあるのであれば年度途中に退職することになってもいいと僕は思っています。
「学校や生徒に迷惑を掛けるなんて無責任だ!」という人がいるかも知れませんが、そんなことはありませんよ。そういう人たちがあなたの人生に責任持ってくれる訳じゃないですから。
退職に悩んでいる先生方の不安が少しでも軽くなれば幸いです。
文章があまりまとまっていないのですが今回はこの辺りで。