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今でもある教員の不当な人事異動【僕はこれで退職を決意しました】

ちょくちょく不当な企業の採用や人事異動がニュースになったりしますが、ニュースにならなくてもそういった理不尽な経験をしてきたことがある方って意外と多いのではないでしょうか。

僕が教員からの転職を考えたきっかけは以前こちらの記事↓

教員からの転職を考えたきっかけはじめまして!元教員ブロガーのタカテックです! 教員やってる人で正直転職を考えている人って実際たくさんいますよね。 (教員だ...

でも書いたのですが、それ以外に教員を辞めようと決定づけた出来事を今回は書きます。

僕は以前、公立の高等学校に教諭として勤めていたのですが、理不尽な人事異動とかって正直自分には無縁だと思っていたんですよ。

それに教育に携わっているような組織であからさまなことって無いと思っていました。

まぁでも実際に理不尽な人事ってあるんですね・・・

この経験で僕は「公務員とかやってられねぇ!」と強く思うようになり公務員を辞めました。

この出来事があり僕は教員を退職することを決意しました・・・

当時の僕の状況

まず僕が勤めていた当時の状況についてさらっと説明していきますね。

部活動が昔から盛んな学校

まず僕が勤めていたのは、昔から割と部活動が有名な公立学校で、全国大会でも優勝経験のある部活動もありました。

その中でも僕は特に実績があった部活動の顧問をしていました。

ちなみに僕もその学校の、その部活動の出身です。

僕が勤めていた当時も、全国大会で数回入賞したり、県大会でも何度も優勝するなど、実績的には優秀な部活だったと思うんですね。

まぁ僕は学校で優先すべきは授業とクラス運営だと思っているので、部活に注力することで本業が疎かにならないように、ということは常に念頭に置いて頑張っていました。

ですのでOBの方もほとんどの方は応援してくれていました。

ただ、昔の実績に比べて今の実績に不満がある一部のOBがいたんですね・・・

徐々にOBが指導方法に口を出すようになる

すると、昔の実績に比べて今の実績に不満がある一部のOBのじーさん方(60〜80歳)が毎日数人、部活動に顔を出すようになってきました。

最初の頃は練習を見学するだけだったのですが、回数を重ねていくうちに指導に口出しをするようになってきたんですね。

昔実績があった人たちと言うのは理解できるけど、生徒を集めて

  • 昔は血を吐くような練習をしろ
  • 腕立て伏せを毎日1000回やってた
  • 今のルールだと反則の技術を教える

とか説明するのですが生徒は全く聞く耳持って無いんですよ。

でもそれは当然じゃないですか、当時と今では当然環境が違いすぎますから。

もちろん当時、実績をあげていたことに尊敬はしているし、言うことすべてが理解できない訳では無いのですがあまりにも現状を無視したことばかり言うので生徒も僕も嫌気が差していました

で、生徒が聞く耳を持ってないことに関しても「きちんと指導してないから素直さが無い!」みたいなことを言ってこちらのせいにしてくるんですね。

そういう状態がけっこう続きストレスも大概溜まってましたが生徒の為と思い時には意見をし、何か文句を言われても我慢して生徒にとって不利益にならないようにしてきました。

人事的な圧力をかけてくるようになる

通常文句を言ってくる人や、面倒くさい人がいても気にしなければ大丈夫なのですが少しずつ、人事的なプレッシャーをかけてくるようになったんですね。

じーさん、政治家に訴える

僕が顧問をしていた部活のOBには、県内でもTOPクラスの政治家の方がいました。

OBのじーさん方は僕があまり意見を受け入れないことに不満を持っていたようで、じーさん方からすると後輩の政治家の方へ「あいつ(僕のこと)を異動させろ」と訴えていたようです。

昔は特に上下関係がガッチリしていて、じーさんたちに訴えられた政治家の方は言うことを聞くしか無い、といった感じだったようです。

↓図にするとこんな関係性です。みんな同じ学校の同じ部活のOBなんですね・・・

ついに直接言ってくる

とある12月のある日、僕はOBのじーさんの1人に喫茶店へ呼び出されました。

そこで言われたのは

来年度、お前を異動させるから」という内容でした。

公務員の方なら分かると思うのですが、通常人事異動の内示は年度末の3月に発表されます。

それよりだいぶ前の12月に言ってきたのですが、その時はまだ僕も信じていなかったのですね…

教育委員会に圧力がかかる

2月ごろ僕は校長室へ呼ばれることとなりました。

ちなみに学校の先生方や校長、教頭は自分の味方をしてくれていて、時代錯誤のことばかり言ってくるOBのじーさん方のことを良くは思っていなかったんですね。

校長室で言われたのは、「政治家から教育委員会に○○先生(僕のこと)を来年度異動させるように圧力かかっているよ」ということでした。

そして実際に異動させる方向で話が進んでいると。

校長や、教育委員会内にいる僕の知っている先生などは、そんな理不尽な異動を認めないように掛け合ってくれたのですが、教育長は話を聞いてくれなかったようです

自分から辞める決断をする

ギリギリまで多くの方が掛け合ってくれたのですが、3月が近づくにつれ、いよいよどうしようもないという状況になってきました。

教員の仕事量の多さはやったことがある人なら、特に分かると思うのですがめっちゃ多いですよね…

そんな中、少しでも生徒のためと思い部活動にも励んでいたのに理不尽な異動があるということを知り、僕のモチベーションは完全に無くなりました

公立学校なので異動があることは当然理解しているのですが

結局は駒でしかないのかなーと思い虚しくもなってきました。

校長や同僚の先生方は「辞める必要はないし、先生は本当にいい先生だから…」と最後まで辞めないように言ってくれたのですが僕は退職届を出すことにしたのです。

自然な異動ならともかく、このような形で異動になったのは本当に生徒や保護者に申し訳なかったです。

辞めた今思うこと

今回僕が公立高校で経験したことを書いたのですが、公立高校に限らず私立高校でも似たようなことは起きていると聞いたことがあります。

また、不当な異動だけではなく採用のときも不当な圧力がかかっているとも聞きます。

権力があるからと言って、理不尽な圧力をかけるのは絶対に許せないしそういうことがまかり通るなら、現場で働く先生方も安心して働けないのではないでしょうか。

なにより、先生が安心して働くことができないと結局被害を受けるのは生徒ですからね。

実際に現場で起きたことを1人でも多く知っていただきたく今回の記事を書きました。